年末年始に読むのにぴったりな「十二支」にまつわる絵本を集めました。
「子、丑、寅、卯…」ぐるぐる回る十二支は、小さな子にとってとても心地よいものです。
循環に触れる大切さについても書いたので、ぜひ読んでみてください。
目次
子どもにとって「十二支」とは?
「子、丑、寅、卯…」と循環する十二支は、ぐるぐる回る自然や時間の循環性に気づくきっかけになってくれます。
「夜になって、眠ったらまた朝が来る」
「春、夏、秋、冬のあとに、また春が来る」
「12月31日で一年が終わったら、次の年が来る」
それらと一緒で、十二支の循環性に気づくことも、幼児にとっては自分の生きる世界をより深く理解する「感動体験」となります。
感動体験は「また明日もがんばっていこう!」という活力になるので、小さな子にとっても大切です。
同じ流れを繰り返すこと、循環性に触れることは、3〜4歳くらいから大切になってきますが、十二支は12年という長い期間での繰り返しなので、理解を促すのは5〜6歳くらいからが良さそうです。
十二支といえば、『えいごであそぼ with Orton』で流れている「ANIMALS OF THE YEARS」も面白いですね。
Mouse、Ox、Tiger、Rabbit、Dragon、Snake、Horse、Sheep、Monkey、Rooster、Dog、Wild Boar
アメリカやイギリスで十二支や干支が使われているわけではなく、日本の十二支を英語の歌にしただけのようです。
歌声が力強く、聞いているうちに自然に覚えてしまいます(Apple Musicなどにも入っているので、気になる方はぜひ)
十二支にまつわるおすすめ絵本
『うさぎはやっぱり』五味 太郎
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【内容】24ページ
卯年がモチーフの本作では、白色うさぎが「さっぱり」と登場! すると、負けじと「きっぱり」と黒色うさぎが登場します。
その勢いに合わせて、灰色、緑色、ピンク色…とカラフルなうさぎが続きます。
さらにチェック柄のうさぎもやってきて、ヘリンボーン、水玉、星柄など、いろんな柄のうさぎも登場し、さらににぎやかに…!(クレヨンハウス)
【manpukuポイント】
五味太郎さんの十二支絵本「干支セトラ」シリーズです。
12冊出ているので、毎年の干支に合わせて読んだり、お子さんの干支の絵本を読んだりするのも面白いと思います。
【おすすめ年齢】
3〜4歳から
『十二支のしんねんかい』みき つきみ /文、柳原 良平 /絵
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【内容】32ページ
元日に、十二支の動物たちが新年会へ。
おせちでお祝いの前に、まずは語呂のよい言葉にのせてそれぞれをご紹介します。
最後はそろって金屏風の前でごあいさつ。
伝統的な動物たちのイメージを楽しい切り絵で届けます。(こぐま社)
【manpukuポイント】
「ねずの ばんして いえまもり…」「うしろの ひくは たなばたの…」「とらえられない そのはやさ」など、言葉遊びのようになっている文章が楽しい絵本です。
柳原良平さんの切り絵がとっても可愛らしく、動物たちのほのぼのとした表情が良いです。
【おすすめ年齢】
4〜5歳から
動物たちがおせちを食べるシーンが楽しいです。伊勢海老やお雑煮など、いろいろな料理を食べています。
『十二支のおもちつき』さとう あさえ /文、早川 純子 /絵
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【内容】28ページ
今年ももうすぐおしまいです。おじいさんとおばあさんは餅つきの準備をしています。
そこにお腹を空かせたねずみが訪ねてきたので、おじいさんとおばあさんは、お米をわけてあげました。
次の日の朝、ねずみが「お礼に、餅つきを手伝います」と一緒につれてきたのは… 十二支たち。
はじめて季節の行事に出あう子どもたちに、「お正月」「お餅つき」「干支」に親しみを感じてもらえるような絵本です。(童心社)
【manpukuポイント】
おじいさんとおばあさんの視点で描かれる昔話風の絵本です。
優しく読みやすい文章とほんわかした絵のタッチで、小さい子でも親しみをもって聞けると思います。
【おすすめ年齢】
3〜4歳から
『十二支のおはなし』内田 麟太郎 /文、山本 孝 /絵
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【内容】32ページ
お正月に神様のところへあいさつに行くことになった動物たちのゆかいなお話。
ダイナミックなイラストとリズミカルなお話の絵本。(岩崎書店)
【manpukuポイント】
十二支の始まりを描いた絵本はたくさんありますが、この絵本は文章とイラストのダイナミックさが魅力です。
本当は猫も入るはずだった!? 十二支誕生の秘密を知ることで、くすっと笑えるでしょう。
【おすすめ年齢】
4〜5歳から
『十二支のはじまり』長谷川 摂子 /文、山口マオ /絵
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【内容】36ページ
「元旦の朝、神様の家の前にきたものに1年ずつ年をやる」ときいて、動物たちは大はりきりで出発します。(岩波書店)
【manpukuポイント】
十二支の始まりなら、この絵本もおすすめです。
流れるように読める文章と、「わにわに」シリーズでお馴染み・山口マオさんの味わい深い絵。大人も読むのが楽しい絵本です。
【おすすめ年齢】
4〜5歳から
「高畠純の十二支のことばあそびえほん」シリーズ
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【内容】
十二支の動物にまつわる、ことわざ、はやくちことば、しりとり、そして、親子!
十二支でおなじみの動物たちと、楽しく愉快にことば遊びしようよ!(教育画劇)
【manpukuポイント】
だいすきなシリーズです。小学生まで幅広く楽しめると思います。
【おすすめ年齢】
4〜5歳から
次男はこの『十二支のことわざえほん』でことわざをたくさん覚えました!
十二支にまつわる絵本はそれほど多いわけではないので、ここに挙げたものを読めば網羅できると思います。
何かと忙しい年末年始ですが、絵本を取り入れることでぜひ親子でリラックスしてください。
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