秋山 夕日さん『勉強』『勉強2』に学ぶ、小学生向け「勉強法の極意」!

今日ご紹介するのは、秋山 夕日さん『勉強』『勉強2』という本です。
大学受験生向けですが、
小学校時代から取り入れられる勉強法の極意についても書かれています。

その極意とは、物事の具体化と抽象化を「意識して」繰り返すこと。

すべての教科に応用できますが、特に理科や社会の勉強に役立ちそうです。
2冊の本の中から、小学生までのお子さんに役立つ部分をまとめます。

目次

天才の定義とは? 創造性を育むためにできること

『勉強』『勉強2』を書かれた秋山さんは、塾講師・予備校講師・家庭教師として、15年間生徒に勉強を教えていました。
教える教科と学年を広げ続け、最終的には高校理科を除くすべての教科を、小〜高に教えることができたそうです。

2冊の本を読んでいると、ときどき笑ってしまうくらいユーモアのある方で、間にいくつかあるコラムも面白いです!(実際の生徒さんへの授業でも雑談を5分おきに挟んで、「柔らかい集中力」を維持してもらえるようにしていたそうです)
あっという間に読めるので、この記事を読んで興味をもたれた方はぜひご一読ください。

キャリアの中で、保護者から聞かれることが多かったのが、子どもの早期教育についての疑問だそうです。

英語だけでなく数学や理科の早期教育も流行していて、それらは創造性を育んだり、天才を生み出したりすることを目標にしていたと書かれています。

創造性をもった人物・天才の例として、多くの人がイメージしていたのがアインシュタインだったそうです。
確かに、天才といえば舌を出したアインシュタインの顔が浮かびますね!

秋山さんは、次の図のように「天才」を定義しています。

天才と認めらえるには2つの条件が必要とした上で、次のように述べています。

●必要条件を満たすためには、創造性を育む必要があるが、そのために何か特別なことをする必要はない(特別なこととは、例えば幼児期から、数学的なパズルなどの特殊な遊具や道具を使うこと)

創造性を育むために重要なことは、「物事を抽象化・一般化したり、逆に具体化・特殊化したりすること」に慣れること(勉強の本質)。学校などでの通常の勉強でも、勉強の方法さえ間違えなければできる。

●十分条件は満たすのが難しい。運の要素も大きい。

勉強法の極意は、具体化と抽象化を「意識して」繰り返すこと

勉強の本質がわかったところで、次は勉強法の極意ですが、「物事の具体化と抽象化を『意識して』繰り返すこと」だとおっしゃっています。

小学生向けのわかりやすい例を挙げてくださっているので、図式化したいと思います。

具体化=言葉ではなく身体を使って捉えること、抽象化=言葉で捉えること、としています(小学生向けのためやや大まかな捉え方)

物事の例は「みかん」です。

このように、具体化と抽象化を繰り返すことで、物事の捉え方を深めていくのが勉強の本質です。
別に意識しなくても、ある程度は自然に行うことになると書かれている通り、ここまでは普段の生活や学校の授業でも体験できそうですね。

極意である具体化と抽象化を「意識して」繰り返す習慣のある子は、上記の図式に続きがあります。

確かに、このような姿勢が普段から身についている子は、好奇心が旺盛で自分から学ぼうとするので、知識の貯金がどんどん増えていきます。
その分だけ、学校の授業に積極的に参加できたり、教科書を理解しやすくなりますね!

「勉強ができる子」にはだれでもなれる! 抽象化が増える高学年は注意

具体化・抽象化と聞くと難しそうに感じますが、秋山さんは、だれでもこの習慣を身につけることができると言います。

「勉強ができる生徒に対して、『元々の頭の出来が違う』というようなことを言う人が多いですが、これについて僕は、生まれ持った頭の機能の違いというよりは『物事の具体化と抽象化を意識して繰り返す』習慣が、早い段階からついているかいないかの違いだと思っています。

ところが一つ注意点があって、小学校高学年から物事の具体化を行うことより、抽象化を行うことが多くなって、具体化と抽象化の繰り返しのバランスが崩れることです。

●物事の抽象化には言葉が大きく関わっているが、小学校高学年の頃に、言葉の使い方の大きなレベルアップが求められる(例えば国語の比喩など)

●「物事の具体化と抽象化を意識して繰り返す」という習慣を小学生の頃から身につけるためには、「小学校高学年の頃から具体化より抽象化の方が多くなりがち」ということにも注意する必要がある。

抽象化が急に多くなるというのは、長男小3の教科書ですでに感じています。
算数では割り算や分数が始まり(まだ簡単な内容ですが)、社会では4月から地図を使い始めます(生活科とのギャップ!)

理科は植物や昆虫など身近なところから入りますが、夏休み明けには太陽の動きや光・音などが出てきて、小4になれば天気や月の満ち欠けも習います。気象や宇宙はスケールが多いので、イメージするのが難しい単元です。

学力差が生じてくるのも、ちょうど小4くらいからと言われています。
抽象的な事柄を暗記するだけにならないよう、具体例に触れたり、意味や理由を考えたりといった、より深いレベルで学べるサポートをする必要がありそうです。

具体的なサポート方法については、秋山さんは書かれていないので、新井 紀子さん『AIに負けない子どもを育てる』を読んでみてください。

「意味がわかって読む子どもに育てるために」という章で、「小学校を卒業するまでに身につけたい基礎的・汎用的なスキル」として、幼児期・低学年・中学年・高学年、それぞれの年代で習得すべきことがたくさん紹介されています。
私も息子たちの年齢に合わせて、何度も読み返しています。教科ごとに具体的でわかやすいのでおすすめです!

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