ゆる〜く続けたい家庭におすすめ! 小学生の英語勉強法

学校に塾、習い事、自由に遊ぶ時間も確保してあげたい!
忙しい小学生のお子さんに、どう英語を学ばせるべきか、迷われている親御さんも多いと思います。

この記事では、紆余曲折を経て、小4長男が続けている英語勉強法(自宅のみ)をご紹介します。

無理なく・ゆるく、でもコツコツと積み重ねることで、フォニックスや英単語を覚えたり、使えるチャンク(表現)を増やしていくことができます。

目次

英会話に通う? 自宅で完結?

小学生が英語を勉強するには、次の2つの方法があります。

①英会話や英語塾に通う
②自宅でできる範囲で勉強する

長男は幼少期から子ども向け英会話教室に通い、引っ越しを挟んで、インターに土日だけ通っていたこともあります。

ただ、家庭で英語を使わない環境では限界があり、お金と時間がかかる割には効果が見えないと感じるようになりました(本人もそんなに楽しそうじゃなく…)

そこに下の子が生まれたことで送り迎えも辛くなり、思い切って退会。以後は完全自宅学習に切り替えました。

効果・成果の見えない習い事、その子自身もなんとなく通っているような習い事は、時にはすっぱりやめるのも大事かもしれません。

辞めたことですっきりして、自宅でどう英語を勉強したら効率がよいのか調べるようになりました。

高い金額を払う教材は購入していないので、その分を高校以降で留学する時まで貯めておいてあげる予定です。

小学生の英語学習を自宅で完結する方法

オンライン英会話を体験したり、英語絵本の掛け流しをしたり、いろいろ試した中で、これは取り入れて良かったと思う教材がいくつかあるので、ご紹介します。

どれも毎日少しずつ進めていける教材ばかりなので、次のような親御さんにぴったりです。

・英会話などには通わないけど、英語に少しでも触れてほしい
・国語や算数など主要教科を勉強して、余った時間で英語も勉強を重ねてほしい

小学生のフォニックス1〜4

「小学生のフォニックス」は、フォニックス教育に力をいれる「mip」の英語教材です。

自宅で子どもたちに英語を教えている友人がいて、「何か良い教材はない?」とSOSを出した時に教えてもらいました。

英語を勉強するならまず初めに取り組むべきだけど、日本ではフォニックスの重要性をわかっていない人が多いと言っていました。

フォニックスとは?
アルファベットの音と文字の関係を学ぶ学習法で、もともと英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発されたものです。

mpiのフォニックスルールは、英語を学ぶ日本の子どもたちが英語を「聞ける」「話せる」「読める」「書ける」ようになるために当社が開発したオリジナルの学習法です。(mip HPより)

小学生のフォニックスは、音声のガイドに沿って楽しみながら英語の音を聞くことで、いつのまにか英単語の読みを覚えることができます。

それほど厚くないテキスト4冊と音声ペンが付いてきます

英語が日本語と違って難しいところは、アルファベットA〜Zを覚えても、英単語を読めるようにはならないこと。
Aは「エー」でなくて「ェア゛」、Bは「ブッ」、Cは「クッ」になりますよね。

その文字の発音と、前後の文字とくっついた時にどうなるかという発音ルールまで覚える必要があって、欧米では未就学の時期にみっちり取り組むそうです。

1冊目のテキストの最初のページです

テキストは4冊あり、1冊目で基本の音を覚えて、2冊目以降は「eのついた母音:a-e, e-e, i-e, o-e, u-e」「2文字子音:ch, sh, ph, wh, th, ck, ng」「2文字母音:au/aw, ou/ow, oi/oy, oo」など、だんだんと細かな発音の勉強になります。

付属の「音の出るペン」で触れると、いつでも気軽に英語の音を聞くことができるので(音も良く接触も問題なし)、とても勉強しやすい教材です。

「発音体操」など楽しい歌もところどころに入っていて、飽きずに勉強を続けられるよう工夫されています。

このテキストはAmazonなどでバラ売りもされていますが、購入するなら絶対に音声ペン付きの4冊セットをおすすめします。

実は最初はバラ売りで買ってしまい、付属のCDをかけながらやっていましたが、1つの単元内でいくつかのセクションに分かれているので、長男にぴったり付いてサポートしないといけなくて…。

音声ペンのセットを思い切って買い直してから、どれほどやりやすくなったかわかりません!

mipのサイトで動画を見ることができます >>

長男はこのシリーズで英単語がだいたい読めるようになり、苦手意識が一気に薄れたと思います。

1万円以上しますが、きょうだいで一緒に使えるし、買って損のないおすすめの教材です。

NHKラジオ「小学生の基礎英語」

我が家のゆるゆる英語学習、フォニックスのあとに始めたのがNHKラジオ講座を聞くことです。

長男は小3から、一番やさしいレベルの「小学生の基礎英語」を聞き始めて、小4の今は2年目です。

ラジオと言っても、「NHKゴガクアプリ」のストリーミング再生で聞いているので、時間の制約はいっさいありません。
月曜の午前10:00で音声が入れ替わるので、それまでに聞くようにしています(週末に3回分聞くことが多いです)

ただ、もしゴガクアプリで聞き逃してしまっても、聴き逃し放送を聞けるサイト「NHKネットラジオ らじる★らじる」もあるので安心です。

あき時間を見つけて自分のタイミングで勉強できるので、ゆるゆる英語で細く長く続けたいご家庭にはぴったりです。

漫画のページはカラーになっていて見やすいです

テキスト6月号の中身です。小学生の好きな漫画から始まり、会話文を聞きながらクイズの答え当てる方式です。

内容も小学生が好きなくだけた楽しい感じ。
サンシャイン池崎さんのハイテンションなやりとりもマッチして(笑)、継続的に飽きずに聞くことができます。

文章や英単語を書く練習もできます

毎回「Today’s Chunk(チャンク)」として、英会話でよく使う一文を習得できるようになっています。

周りには中学生の基礎英語を小学生のうちから聞いている子もいますが、小学生の基礎英語でも、一年間で習うチャンクと出てきた英単語をしっかり覚えるようにすれば、結構なボリュームになるんです。

NHKの英語講座のレベル表です(NHK HPより)。小学生の基礎英語は初歩的な位置づけ

さらに、ゴガクアプリなどでラジオを聞いてから、改めてテキストに出てきた英文や英単語を聞きたい場合、何度も聞き流したい場合には、便利な音声ダウンロードサービスもついています。

音声再生アプリ「語学プレーヤー」をダウンロードして、小学生の基礎英語テキストに毎号ついてくる「パスコード」を入力すれば、簡単に無料ダウンロードすることができます。

こちらはサンシャイン池崎さんなどラジオ出演者とは別な方の音声になっていて、静かに聞ける落ち着いたつくりになっています。

聞き流して発音をしみこませるのにぴったりです(ラジオとの使い分けができるようになっているんですね)

右ページにあるのがパスコードで、これがあれば無料でダウンロードできます

小学生の基礎英語の素晴らしいところは、なんといってもお値段が格安なこと! テキストは税込770円です。

Fujisanの定期購読 を利用すれば送料も無料で、毎月中旬に自動で送られてきます。

中学生の基礎講座は置いている書店が多いですが、小学生の基礎講座は置いていない書店もあるため、毎月買い忘れのない定期購読がおすすめです。

ゆるく楽しく続けられるおすすめの講座なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

アルクのえいご絵じてんSUPER

フォニックス、英会話ときて、次に気になるのは英単語の語彙力をどう伸ばしていくかです。

テキストなどで出てきたものだけでは限定的になるので、辞書的なものが必要になり、出会ったのが「アルクのえいご絵じてん」でした。

英語絵辞典はさまざまな商品が出ていて、ドラえもんなどキャラクターものもありますが、アルクの辞典はイラストがシンプルで、幼稚な感じがしません。小学生以降の勉強にも問題なく使えます(1万円以上するだけに、長く使えるものがいいですよね!)

ページごとにさまざまなテーマで、2000語の英単語が網羅されています。

場面やテーマごとに構成されています

対象年齢は3〜12歳。実際我が家では、現在5歳の次男が遊び感覚で使い、10歳の長男が英単語習得に使っています。

先日は小学生の基礎英語で「〜(教科)は好きですか?」というチャンクだったので、えいご絵じてんを使って、すべての「教科」の読み・書きを覚えました。

学校の「持ち物」「学年」「教科」などについて書かれたページ
送られてきた時のパッケージ。頑丈な箱に入っていました

こちらの製品、元々あった「音が出るペン付き アルクの2000語えいご絵じてん」のリニューアルバージョンで、2020年の7月に発売されました。

イラストが一新されたことに加え、大幅に良くなったのが音声ペンの性能!

長男が幼稚園のころに前のバージョンを購入し、長年愛用してきましたが、音声ペンは元々の接触が悪く音声も割れていました(涙)

格段に聞き取りやすくなった音声ペン。…もっと早く買えばよかった!

でも今年春に購入した新しいバージョンは、最初に紹介したmipフォニックスの音声ペンと同じくらい高性能で、スムーズに聞き取りができるようになりました。

こんなふうに収納できるボックスもついています。音声ペンの紛失防止にもなって便利

アルクのえいご絵じてん HPで、音声ペンの性能を動画で確認できるので、ぜひ見てみてください。

幼児期の英語は何をすればいい?

入学後にやっている英語学習は以上の3つですが、幼児期に子ども英語教室以外でよかったものがいくつかあるので、簡単にご紹介します。

こどもちゃれんじEnglish

車に乗っている時間が多かったので、DVD目当てで「こどもちゃれんじEnglish」を受講していました。

力になったかは疑問ですが、特に次男が気に入ってよく観てくれたのでよかったです。

その他のDVD

前述の英語講師の友人におすすめされたDVDも購入しました。

「CatChat」シリーズは0歳からのものもあるので、かけ流しにぴったり。内容も楽しくとっつきやすいです。

紹介した「小学生のフォニックス」はDVDも出ています。子どもたちが登場してゲーム形式で学んでいきます。

長男が好きで何回も観ていました。おすすめです。

海外旅行で絵本とおもちゃをチェック

海外旅行に行った際は、現地の書店やトイザらス、スーパー内のおもちゃコーナーなどをチェックして、英語の勉強になるものを探すようにしています。

英語絵本やフラッシュカード、工作用品、英語の音声が出るおもちゃなど、日本では手に入らないものも多いので、じっくり探すと楽しいですよ。

5年ほど前ですが、ハワイの「Barnes & Noble」では英語絵本やクラフト本を購入しました。

欧米の児童書コーナーは力が入っていて、見ているだけでも楽しいです。アーノルド・ローベルのかえるくんがいました。

日本ではお目にかかれない、サンクスギビングデー関連のコーナーも。

工作やぬりえ、手芸、実験などの本も充実。工作本は我が家で活躍しました。

可愛くデコレーションされた読書スペースもあって、子どもが本を読む環境づくりを大切にしているのが感じられます。

日本の翻訳絵本はそれほど多くなかったですが、流行っていたのか「ORIGAMI」の本が山のように置かれていました。

オーストラリアでは、ポケモンの本がたくさん並んでいるのにびっくり。
台湾では、日本の絵本・児童書の翻訳本がずらりと並んでいて、日本の書店にいるみたいな感覚でした。

これはオーストラリアのColesで買ったフォニックスのおもちゃです。

数年使っていますが現役で、男児2人で使っても全然壊れません。

ボタンを押すとフォニックスを発音してくれたり、クイズや歌で遊んだりと、いろいろな機能がついていて「買ってよかった」英語おもちゃです。

何年か前に遊びにきたママ友が欲しい言って検索しましたが、当時はネットでは買えませんでした。

今日久々に検索すると、Amazonで買えるようになっていました! 気になる方はぜひ。

自宅英語は無理なく・ゆるく、でもコツコツ継続

長男の小学校では、小5から英語の成績がつくようになります。それに合わせて、教科書も難しくなるようです。

算数や国語などにまずは力を入れたい。でもやっぱり英語も心配。将来的にはホームステイなども経験してほしい。

そのためには、時間もお金もかけすぎず、でも毎日コツコツと積み重ねていく必要があると思います。

私の周りでは、幼少期から英語を本気でやってものにしている家庭もありますが、ゆるく取り組んで結果を出している家庭もあります。

どちらにせよ、親にとって無理のない方法が一番! 親子で楽しみながらできる教材を選びましょう。

この記事でご紹介したテキストなどは、ゆるくコツコツ進めるのに合っているものばかりです。
参考にしてご家庭に合った形を見つけてください。

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