親がバタバタしがちな4月、子どもだって環境の変化でそわそわしているはずです。
そんな時こそ「読み聞かせ」をしてみてください。すーっとリラックスして気持ちが落ち着きます。
この記事では、新年度の今「定期購読」を始めたい福音館書店の月刊絵本をご紹介します。
我が家でも兄弟の年齢に合わせて購読していますが、月の初めに投函されるので買い忘れがなく便利です。
福音館の月刊絵本って何?
福音館の月刊絵本は、毎月2日に発売される薄手の絵本です。
物語絵本『こどものとも』と科学絵本『かがくのとも』があり、年齢別に7コースに分かれています。
あらかじめ年間ラインナップが発表されるので、毎年それを眺めるのが楽しみです。
昨年書いた記事には、それぞれのコースのくわしい内容を書いているので、ぜひ読んでみてください。

我が家では、長男が0歳の時からお世話になっています。
今年度は小4長男が『たくさんのふしぎ』、年長次男が『こどものとも』と『かがくのとも』を購読しています。
自宅に配送される「定期購読」がおすすめ
福音館の月刊絵本は書店に並ぶので普通に購入できますが、私は自宅に郵便で届く「定期購読」がおすすめです。
その理由は次の3つです。
●買い忘れを防ぐことができる
数冊ずつしか入荷しない書店も多いので、時期を逃すと見当たらないことも多いです。
また、次の号が出てしまうと、前の号は手に入りづらくなるので注意です。
●子どもにとって毎月届くという楽しみがある
「本が届いて嬉しい・読んでもらって楽しい」という経験の積み重ねで、より本好きに育ちます。
●自分では選ばないような絵本にも触れられる
さまざまなテーマの絵本がラインナップされているので、毎年意外な出会いが必ずあって楽しいです。
季節に合った絵本が届くのも魅力の一つ。
動植物や季節の変化に目を向けさせてくれるお話が多いので、日々の暮らしや外遊びをより豊かなものにしてくれます。
気に入った月だけ購入するのもありですが、「一年を通して」読んでいくことで親子で学ぶこと・感じることがたくさんあるのが、福音館の月刊絵本です。
定期購読は「富士山マガジンサービス」で行われています(下記ボタンより各コースの申し込みができます)
クレジットカード決済ももちろん可能。雑誌の管理画面も見やすくて便利です。
『たくさんのふしぎ』のみ770円(税込)、他はすべて440円(税込)という低価格です。
いわゆる「赤ちゃん絵本」です。赤ちゃんの目線に沿った親しみやすい内容です。
やさしい幼児絵本です。動物や乗り物などが出てきて、好奇心をふくらませてくれます。
テーマの幅が広がってきて、間接体験を補ってくれます。
しっかりと読める物語絵本が増えてきて、入学に向けて想像力・言語力などを成長させてくれます。
一番初めに読むのにぴったりの科学絵本です。小さい子の身近にある科学に興味をもてる内容です。
『ちいさなかがくのとも』から一歩進んだ内容。お話を楽しみながら科学にまつわる知識や考察の仕方が学べます。
科学だけでなく、この世界の「不思議」すべてをテーマにしています。
文章的にも内容的にも『かがくのとも』からジャンプアップしているので、小学校中学年くらいからちょうどいいです。
2022年度ラインナップの中から、注目絵本をご紹介
現在5月号が発売中ですが、今年度のラインナップの中から注目&楽しみにしている絵本を、コースごとに紹介します。
その作者さんの別の絵本もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
こどものとも0.1.2

5月号『ぽん!』は、村田エミコさんの版画の絵が魅力的な作品。
11月号『くまさんとどんぐり』の増田 純子さんも、一度見たら忘れられない印象的な絵です。まんまる「ぱっちり!」の絵をぜひ見てみてください。
お二人とも福音館の月刊絵本でおなじみの作家さんです。
こどものとも年少版

12月号の『いってみたいな』のたむら しげるさんは、どの絵本も唯一無二の素敵な世界観でファンの多い作家さんです。
まだ読んだことのない方はぜひ手に取ってみてほしいです。
2月号の『のんびりマジマジ』は、珍しいアルマジロの絵本です。
個人的に「西村 敏雄さんの絵本にはずれなし!」と思っています。親子でファンです。
こどものとも年中向き

7月号の『まどのむこうの やさいは なあに?』に注目しています。
作者は写実的ながら優しいタッチの絵で、たくさんの科学絵本を作られている荒井 真紀さん。
こどものとも

既刊ですが、4月号は「ばばばあちゃん」シリーズ12年ぶりの最新作!
いつも周りを巻き込んでパワフルに活躍するばばばあちゃんのお話は、子どもたちを魅了します。
9月号は『うちのこまるを しりませんか?』で、子どもたちが大好きな「ダンゴムシ」の一家のお話のようです。
絵を描いているのは岡本よしろうさん。人間味があって親しみやすくて、面白い絵本が多いですよ。
ちいさなかがくのとも

既刊ですが、4月号『ふしぎな わっか』の絵は、『海のアトリエ』で話題の堀川 理万子さん(本当に素敵な絵本です)
そしてお話を書いた富安 陽子さんは、ドキドキわくわくする絵本の名手! 注目の一冊です。
10月号の『かみの おと どんな おと?』は、谷内つねおさんの「紙」絵本です。
谷内さんと言えば「紙」なんです。下の2冊もとても面白かったです。
かがくのとも

10月号は五味 太郎さんで、「自分では自分の顔を見られない」というテーマのようです。
どのようなお話になっているのか気になります。
たくさんのふしぎ

8月号の『元素』は石がテーマのようです。写真のクリスタルのようなものは何でしょう? 気になります。
11月号は『ふしぎなグルグル運動』。「海の動物のナビゲーション」ということで、勉強になりそうです。
この他にも気になる絵本がたくさんラインナップされています。
ぜひお子さんに合うコースの絵本を眺めてみてください。定期購読もまだまだ間に合います。
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