もうすぐ新学期。お子さん読育計画は立てましたか?
毎月届く雑誌があると、読む本がなくなってしまうことを防げるので便利です。
この記事では、我が家も10年以上お世話になっている福音館の月間絵本(定期購読)についてお伝えします。
2023年度のラインナップから注目絵本も紹介しますので、参考にしてください。
福音館の月刊絵本ってなに?
福音館の月刊絵本は、毎月3〜5日に発売される薄手の絵本です。
物語絵本『こどものとも』と科学絵本『かがくのとも』があり、年齢別に7コースに分かれています。
3月までには次年度分の年間ラインナップが発表されます。
有名な作家さんの絵本も多く、眺めているだけでわくわくする内容になっています。
我が家では、長男が0歳の時からお世話になっています。
今年度は小5長男が『たくさんのふしぎ』、小1次男が『こどものとも』と『かがくのとも』を、引き続き購読する予定です。
『たくさんのふしぎ』のみ770円(税込)ですが、ほかはすべて440円(税込)という低価格も魅力の一つ。
2000円近くする絵本も多い中、500円以内で上質な絵本が手に入るのを利用しない手はないです。
7コースのくわしい内容を知りたい方は、下記のボタンをクリックしてください。
絵本は「下限はあっても上限はなし」なので、コースの年齢については親御さんの判断で大丈夫です。
お子さんの精神年齢を考慮するといいと思います。
いわゆる「赤ちゃん絵本」です。赤ちゃんの目線に沿った親しみやすい内容です。
やさしい幼児絵本です。動物や乗り物などが出てきて、好奇心をふくらませてくれます。
テーマの幅が広がってきて、間接体験を補ってくれます。
しっかりと読める物語絵本が増えてきて、入学に向けて想像力・言語力などを成長させてくれます。
一番初めに読むのにぴったりの科学絵本です。小さい子の身近にある科学に興味をもてる内容です。
『ちいさなかがくのとも』から一歩進んだ内容。お話を楽しみながら科学にまつわる知識や考察の仕方が学べます。毎月大きなポスター(絵が美しい!)も付いています。
科学だけでなく、この世界の「不思議」すべてをテーマにしています。
文章的にも内容的にも『かがくのとも』からジャンプアップしているので、小学校中学年くらいからちょうどいいです。
毎月自宅に届く「定期購読」がおすすめ
福音館の月刊絵本は書店に並ぶので普通に購入できますが、わたしは自宅に郵便で届く「定期購読」を利用しています。
その理由は次の3つです。
気に入った月だけ購入することもできますが、「一年を通して」読んでいくことで親子で学ぶこと・感じることがたくさんあるのが、福音館の月刊絵本です。
定期購読は「富士山マガジンサービス」で行われていて、1配送145円。
現在、一括払いにすると「新規登録」か「レビュー投稿」で500円オフとなっています。
クレジットカード決済ももちろんOK。雑誌の管理画面も見やすくて、月額払いであれば、やめたくなった時にいつでも無料で解約できるので安心です。
定期購読の絵本をまとめたコーナーもあるので、ぜひのぞいでみてください(クリックで飛べます)


2023年度ラインナップの中から、注目絵本をご紹介
現在4月号が発売中ですが、2023年度の「こどものとも」ラインナップの中から注目絵本をご紹介します。
その作者さんの別の絵本もご紹介しますので、絵本選びの参考にしてください。
お子さんが気に入った作家さんつながりで絵本を選んであげると、読み聞かせ・読書の幅がどんどん広がっていきますよ。
こどものとも0.1.2

きくち ちきさんの絵本は『ちきばんにゃー』の独特な世界観に衝撃を受けて以来、ずっと注目しています。
自由な作風と、躍動感が伝わってくる絵が魅力です。12月の『はしれー』も楽しみ。
たしろ ちさとさんは、いろいろな作品を出されていますが、我が家のお気に入りは「5ひきのすてきなねずみ」シリーズ。
既刊3冊ともストーリーが面白く、ねずみたちが協力して試行錯誤する様子に心動かされます。
駒形克己さんは赤ちゃん絵本の『ごぶごぶ ごぼごぼ』でお世話になった親御さんも多いのではないでしょうか?
2月の『とっくん』は穴開き絵本とのこと。どんな仕掛けになっているのか楽しみです。
「5ひきのすてきなねずみ」シリーズ
こどものとも年少版


年少版は楽しそうな絵本がいっぱいです!
6月『せまーい』や7月の『あっちむいて ほい』は、いかにも子ども心をくすぐりそう。
わたしは佐々木一澄さんのイラストが好きです。可愛いのでぜひ見てみてください。
花山かずみさんは、2020年の年少版で作られていた『せっせ せっせ』という幼稚園を舞台にした絵本が面白かったので、それ以来注目しています。
あとで紹介する4月こどものとも『くもくもじまの カミナリいっか』の絵もとっても良かったです。
やぎゅう げんいちろうさんの絵本は、長男とハマって以来大ファンで、ほとんど読みました。
10月『おだんごやま』も楽しみ(どんなお話かわかりませんが)
平野恵理子さんはご自身の作品以外にも、たくさんの印象的な挿し絵を描かれているので、皆さん目にしたことがあると思います。わたしは平野さんの描く料理の絵が好きなので、「温かいたべもの」の絵も楽しみです。
そして2月は「わにわに」の新しい絵本が登場です。怖さ・ワイルドさと可愛らしさを合わせもつ「わにわに」はファンの多い人気シリーズ。きっとこの絵本も面白いはず。
こどものとも年中向き

松田奈那子さんは同じ北海道出身ということもあり、絵本作家としてデビューされたころから注目していました。
とくに動物の絵が可愛いです。造形教室の先生もされていたので、工作の絵本も何冊か出されています。お家工作の参考になりますよ。
7月の『どっとこ むしずかん』は、息子たちがドット絵好きなので購入予定です。
マインクラフトもそうですが、とくに男の子は「ドット」にひかれるみたいですね。長男は低学年のとき、方眼紙を学校に持っていって、お友だちとドット絵を描くのに夢中でした。
(最近発売された“ドット絵ペン”もおすすめです)
3月の人気作となった『もじもじこぶくん』の続編です。小さいころ恥ずかしがり屋だった次男と読んだのが、今となっては懐かしい思い出です(ひょうきんな子に育って卒園しました)
今度はお気に入りの帽子を取られてしまうようですね…。こぶくんはまた勇気を出せるのかな? 次男と読んでみたいです。
こどものとも
4月の『くもくもじまの カミナリいっか』、とっても面白かったです!
雲に乗って雨を待っている場所へ移動して、「あめふらしの たいこ」で雨を降らせるのが、カミナリ一家の仕事。
5人きょうだいの中で一番下のポッコちゃんが困ったことになりますが、一人でがんばって乗り越えます。小さな子が勇気をもらえるお話です。おすすめの一冊。

5月は「針金」を題材にしたお話のようです。及川賢治さんの絵なので、きっと可愛らしい絵本になっているでしょう。
針金は自由に曲げて形を作れるので、子どもにとって興味深い素材だと思います。モビールなどの工作に使うことも多いですね。どんなお話なのか楽しみです。
たおか ゆうこさんは、作品によってイメージが少しずつ変わる珍しい作家さんです。それぞれに印象的で、面白かったり感動したりするお話ばかり。
『くるみのなかには』はわたしの好きな絵本を選ぶとしたら、5本の指に入ります。名作です。「プリンちゃん」シリーズや『ハムスターのハモ』もおすすめです。
1月の『すもうとりのでし』は、絵と説明を読むだけでも楽しそう!
真面目な絵本、がんばる絵本ばかりでは子どもだって疲れます。気を抜いて楽しめる絵本、ぷぷっと笑える絵本も大切です。
「かがくのとも」など科学絵本のコースについては、初めての作家さんが多いので紹介できませんが、すでに発売された4月号の2冊がすごく面白かったので紹介します。
「がかくのとも」はアリの生態に迫るお話でした。この一冊で女王アリと働きアリの関係や、オスアリとの結婚・出産がしっかり理解できます。
ある日あちこちの羽アリがいっせいに飛び立つこと、一回結婚すると生きている間ずっと産み続けることなど、知らなかったこともたくさん書かれていて、勉強になりました。
暖かくなってきてアリや巣を見かける機会が増える春、親子で読みたい科学絵本です。
「たくさんのふしぎ」は、自分という存在を地球・宇宙という壮大なスケールで考える内容でした。
あなたは過去と未来につながっているという2つの話をしましょう。あなたの体には、過去に生きていた全ての人たち(例えば徳川家康やクレオパトラも)の体にあった原子が少しずつ入っています。また、晴れた日にあなたの体に当たった日光は反射して宇宙に飛び出し、100億年以上も、あなたの姿を宇宙に映し続けるのです。(福音館書店)
思春期を迎える高学年くらいからのお子さんにおすすめです。
「人間とは?」「生きるとは?」と考えるとき、捉え方の一つとして参考になると思います。
いろいろ自由に紹介してきましたが、ほかの月もきっと「この絵本面白い!」「この作家さん好き!」という出会いがたくさんあるはずです。
ぜひお子さんの年齢に合うコースのラインナップを見てみてください。
定期購読もまだまだ間に合います!


コメント